みやざき◎まあるい劇場 「おもいでカメラ」
みやざき◎まあるい劇場「おもいでカメラ」
1月25日(日) イオンホール
障がい者と健常者がともに演じる劇団、みやざき◎まあるい劇場の第2回公演。
公園。
過去を撮すカメラ。
と思われていたのは、実は自分の一番思っていることを撮すカメラであった。
私は舞台の出来を評の判断の中心に置く。
障がいのあるなしで判断しない。
障がい者が舞台を作るには、訓練も勇気も相当必要だと思う。
しかし、観客はプロセスは見ない。
今回の舞台にはいろいろな面でちょっとずつ足りないものがある。
演出。
平面的。
脚本。
表出して交流しただけで、触発していない。
どうしても、第一回公演の「隣の町」を思い返して比較してしまうのだが、(こういう評価の仕方は、
上記の「舞台の出来で判断」とは矛盾するかもしれないが、)まだまだおもしろく見せることが出来ると思うのだ。
役者陣は前よりおもしろくなってきたと思う。
前は、とにかく舞台に出さなきゃという感じで、よくわからない役で舞台を通過するだけのようなところがあったが、
今回は一人一人がなにかしら個性を持った人間として舞台に立っている。
そこが今回の最も良かった点。
松下みどりの優しさ。
平野今朝市の視線。
和田祥吾の楽しそうなこと。
森菜都子のあやしさ。
最後に付け加えておく。
会場が良くない。
イオンを選んだのは、多くの人が気軽入ってもらえるようにという積極的な考えがあってのことだとは思う。
しかしここは演劇には向いていない。
外の騒音が入ってきて、セリフの邪魔になる。扉が一枚で開閉するたびに音が入ってくる。
町中の公園が舞台だから多少の騒音は効果音の内、と考えたいところだが、ショッピングモールの音は自然の町の音違う。
迷子の呼び出し放送だったり、イベントの案内だったり。
なにも、いわゆる「劇場」とか「ホール」だけが演劇の舞台ではないし、
むしろ演劇なんかできそうもないようなところが舞台に化ける方がおもしろいのだけど、しかし、ここは良くない。
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