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2008年10月

演劇人養成講座 7回目

講座の7回目。

10月にはいって、いよいよ芝居作りに入ります。

前半が基礎練習の復習。

後半、台本が配られました。

なんと、永山さんが新作を書き下ろすということ。 適当な脚本が見つからなかったからなのかもしれないが、当て書きの新作をもらえるとは、講座にしてはなかなか贅沢。
はまだスケッチというごく短い断片で、これが本番に使われるかどうかもわからないということだけど・・・。


脚本を持って、いきなり立って動いてみる。いくつかの役を交代で。
おとなしそうにしてるけど、みんなやっぱり演じたくて来てるんだよね。動き始めると楽しそう。
男は少ないので、出番が多くて楽しい。

おそらく演出家は、どの役者がどの程度動けるのか、どういう演技ができるのか、 観察しているのでしょう。
しかし、永山さんがどういう役を自分に当ててくるのか、ちょっと恐ろしいですな。


残念ながら、次回は仕事の関係でお休み。

(ちなみに、6回目は、裏方講座で、演劇祭220公演の場内整理などを体験しました。)

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みやざき演劇祭2008 総評

 白いおうむの百貨店で今年の演劇祭のすべての日程が終了した。ここで、 あらためて今年の演劇祭をまとめて振り返っておこうと思う。
 私は実行委員でも参加劇団員でもなく、まったくの外野であることを断っておく。ただし今年は劇場の講座に参加していることもあって、 いろいろと事情を聴くこともできた。


 今年の最大の問題点は、演劇祭本体の4公演のクオリティが低かったことであろう。
  コラボレーション作品は、公募によるシニア演劇創作という企画優先だったので、質的にやや劣るのは仕方ない。
  しかし、後の3つがいずれも消化不良の感じであった。詳細は以前に書いたので繰り返さない。

  http://aya-tumugi.cocolog-nifty.com/topics/2008/10/post-938b.html
  http://aya-tumugi.cocolog-nifty.com/topics/2008/09/post-723d.html
  http://aya-tumugi.cocolog-nifty.com/topics/2008/09/post-c1f9.html
  http://aya-tumugi.cocolog-nifty.com/topics/2008/09/post-9cbb.html


  フリンジ公演枠の各劇団の自主公演は質がどうであろうと、さして問題ではない。 しかし本体は公金が注入されているのであり、作り手の自己満足では済まされない。受益者数(観客数)や、満足度の評価が求められる。
  演劇祭という括りで、かなりのプロモーション活動が行われ、集客も認知度もかなり上がったことは大きな成果である。しかし、 それで集まった新規の客に、「なんだ、やっぱり素人の芝居はこの程度か」と思われてしまうと、次につながらない。 各劇団の評価でなく宮崎演劇全体の評価となってしまうのである。
 特に3劇団は中堅、ベテラン、あるいはプロであり、責任ある場を選んだのだから、それ相応のものを作って出す責務がある。SPC、 220も普段はもっと質の高い芝居を作っている劇団である。また、プロデュースでも、昨年(2007)の「茜色の窓から」や、 演劇祭以前の合同公演「エキスポ」などは、質の高い見事なものだった。できるはずなのだ。
 基本的には芝居の内容については各劇団の創造性にまかせるべきだが、4公演については企画の早い段階でチェックすべきだろう。


 その他、今後の課題としては、
   キャパシティの適正化
   会期と密度
   県下各地へのアウトリーチ
   若手劇団の育成
  などであろうか。
 
  SPC、220は満席の公演が何回かあったようだが、この2劇団の実績から考えると、 そもそも今回の総キャパシティは少なかった。客席数は芝居の質に関わる部分なので拡大できるものではないだろうから、 公演数を増やして対応するべき。現実的な制約がいろいろあると思うが、次回は増やすことをお薦めしたい。

  会期と密度について。今回は9月一ヶ月が実質的な会期だった。 一定期間に集中する方がイベントとしては密度があってアピールしやすいのだろうが、観客の立場としては、 チケット代や時間のやりくりが苦しくなる。一月に3回4回の観劇は難しい。まあ、そういうマニア的な見方をする人より、1, 2回だけ見る人を中心に考えているのかもしれないが。演劇祭が終わると、 今度はせっかくの秋の良い季節10月11月にほとんど公演がないのが寂しい。

  今のところ、公演はやはり宮崎市に集中している。 二人の会は南九州スペシャル公演の枠で小林市で公演したが、あとの宮崎、日南、延岡は自主公演であった。 フリンジ公演で県北での公演があったが、これも劇団の自主企画であった。演劇祭本体の制作で、県下各地の劇場に発信して公演するなど、 演劇の裾野を広げる活動を期待する。
 
  新しい劇団が出てくることを期待している。先日福岡の某制作の方と話していたのだが、 高校生だけの合同公演などが有効ではないかと。ワークショップではその場限りになってしまうのではないか。新しい劇団の種をまき、 せめて芽が出るところまで育てたい。もっとも、これは演劇祭というより、劇場の仕事かもしれない。

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2001年GOOGLEの旅で見る、宮崎の演劇界

ITmediaで、こんな記事を見つけて・・・

2001年のインターネットにタイムスリップ Google検索でGo!
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/02/news030.html

S2001ggl1





で、さっそくアクセスしてみた。
http://www.google.com/search2001.html


2001年1月時点のGOOGLE検索の結果が出るという。
そしてもちろんそのキャッシュも。

探してみると、当時僕が作っていた「宮崎演劇情報」もありました。
http://web.archive.org/web/20011218071813/member.nifty.ne.jp/sinpei/index.htm
その頃はまだブログというシステムもなく、タグ打ちでサイトを作っていました。

S2001miyaen











リンク先を見てみると、こふく劇場や、SPCの当時のサイトがあります。

こふく劇場
http://web.archive.org/web/20010805144315/www.cofuku.com/

劇団SPC
http://web.archive.org/web/20020202132511/www5.ocn.ne.jp/~shibai/
当時は永田さんが作ってたのね。

2001年というと、前の演劇祭をやってたころでした。
演劇祭のサイトはこちら。なつかしいね~。
http://web.archive.org/web/20011203042032/www.miyazakiengekisai.com/

あらためて考えさせられるのは、当時から劇団がかなり減っていること。
僕のサイトの中に劇団紹介のページがあって、今は無き劇団の多いこと。
http://web.archive.org/web/20020110063750/member.nifty.ne.jp/sinpei/gekidan.htm
逆に、新しくできた劇団もあるにはあるのだが(ハックとか門川こふくとか)、宮崎市では増えてない。


この7年間のWEB世界の発展もすごいけど、宮崎演劇界の移り変わりも、考えさせられますね。

 

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みやざき演劇祭 「白いおうむの百貨店」

『白いおうむの百貨店』
みやざき演劇祭プロデュース公演
作/藤井貴里彦 演出/実広健士

メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場) 演劇ホール
9月27日(土) 14時



55歳以上の出演者を公募して、県内の若き演劇人とともに作る、演劇祭のメインプログラム。 ゲストに東京で役者として活躍中の山田キヌヲを迎える。
29名の出演者。このうち、17名がシニアの新人である。
演出にはぐるーぷ連の実広健士。自身シニアであり、すでに延岡でシニア演劇の演出経験済み。脚本は藤井貴里彦。
シニア新人がどんな役者ぶりを見せるのか、注目である。

藤井作品らしく、童話のような物語。
山奥の雑貨店「おうむ百貨店」に出入りする、奇妙な客人・・・キツネだったり、たぬきだったり、鬼だったり。 その店の主人である老女メイコを、彼女の妹の孫千鶴子(山田キヌヲ)が訪ねてくるところから芝居が始まる。


田中明子の、この老女がよい。姿勢よく立って、あらぬ方向を見て語るところが、とぼけた感じでよい。
園田昇のジョン・シルバ。実にかっこいい不良オジサン。普段なにをしている人なのだろうと不思議。
不法投棄の夫婦(黒田吉郎、杉本雅子)が、コントを見ているよう。熱演である。
井上泰伸の狸、児玉昭子の狐も楽しそう。もう少し見せ場が欲しかった。特に井上のサックスは最初から持って出ても良かったのでは?
農家のおばさん二人(中崎節子、原田千賀子)がいかにもありそうな農家のうわさ話という風が良い。
椎屋智氏の村長の妙に公人ぶる語り方がそれらしい。
山姥にとらわれた教頭先生(平島恵子)のどうにもとぼけた感じが巧まず得がたい。

みな新人だし、巧拙あるものの、演技技術とは別レベルの、 若い者には出せない豊かさを感じさせる。
また、それを説得力を持って引き出した実広の、真摯に演劇に人間に向かい合う姿勢に頭が下がる。それにしても、 本来実広自身がめざしている演劇の方向性とはずいぶん異なるものをてがけたものだ。


さてしかし、芝居の中心は、山田キヌヲと、神水流じん子である。
ことに神水流の山姥が傑出している。
最初の人間として出てくるところのきりっと引き締まったところ。一転して山姥となっての荒れた風情。演技というより、「藝」と言ってもよい。 彼女が出てくる中盤以降、芝居のテンポが良くなった。
自身の失った恋の思い出を埋めるために、他者の思い出を奪い取る。
かつてこの店を始めた4人の恋の因縁。そしてそれを思い出させようと、千鶴子の一世一代の演技。

山田の少年っぽさ、純真さを買う。最終盤までなかなかしどころの無い役だが、 全体がよくつながったのは彼女の力量だろう。一方、グレていたという屈折した陰がもう少しほしい。周りの出演者をリスペクトするあまり、 やや遠慮してはいなかったか。


藤井戯曲はなかなか残酷で、ただのおとぎ話では終わらせないのがこの人らしさ。
シンボルと思わせた白いおうむは食べてしまったというのだから、ただやさしいだけの話ではない。
そして、ラストは開発に押しつぶされていこうとする山に、おうむの羽音がこだまする。それがなにを表すのか、それは観客にゆだねられている。


全体的には、ややテンポが遅くもたれるところもあったものの、良いできであった。


しかし、

 

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